とっきーの大冒険inニュージーランド「死ぬかと思った。」
お久しぶりです。
僕は今ニュージーランドにいます!
ニュージーランド、めっちゃいいですね!!
自然大好きな僕としては、ただバスに乗っているだけで幸せな気持ちになります。
3/15,16とテカポ湖を満喫し、本日は3/17。
今日はあるところに行ってきました。
↑テカポ湖です。ミルキーブルーの湖が美しい!
あるところとは、、
みなさん、「Greta Valley」って知っていますか?
ニュージーランド南島の地名で、クライストチャーチという南島の大きな都市から、バスで1時間ほどのところにあります。
おそらく聞いたことない人がほとんどだと思います。
実際、僕も知らなかったし、ニュージーランドの本にすら取り上げられていないのではないでしょうか。
今日僕はそこに行ってきました!!
そしてすごくすごく面白〜い体験をしたんです。
簡単に言うと、
牛に殺されかけました。
ほんとに、、、死ぬかと思った、、、。
どんなお話か気になった方は、これからしばらくお付き合いください☺️
「よし、Greta Valley に行こう。」
事の始まりは昨日。
今日の予定を何も立てておらず、色々考えていたんです。
僕の場合、ニュージーランドでは、移動は基本バスです。
(もし一人旅ではなく、誰かと旅するなら、レンタカーを強くオススメします!!)
インターシティという、ニュージーランドではかなり有名なバス会社を利用します。
めちゃめちゃ早く予約すれば、1$で取れることもあるらしいんですが、僕が準備し出したのは1か月前。
値段はおそらく普通です。
でも、フィリピンとオーストラリアも控えていた僕としては少し高いくらいです。
ツアーもすごく高い。
何とかして、安く済ませる方法を考えました。
(早めに予約出来るならそれが1番!)
そこで見つけたのが、インターシティの frexi pass というもの。
基本的には、ここからここまでで〇$、という考え方なんですが、これは、時間で計算します。
例えば僕は25時間分の移動を、200$くらいで買いました。
一旦払ってしまうと、あとは自分の持っている時間の中で行き先を予約していきます。
僕は事前にある程度の日程を予約し、テカポ湖も早めに取っていました。
しかし、全てを差し引いたあと、7時間ほど残っていたんです。
そこで、残っている分を3/17(今日)に使おう!と思ったんですね。
クライストチャーチに1日いるのも暇ですし。
で、色々探します。前日なので埋まっているところも多いのと、ホテルのチェックイン時間が早いため、あまり遠くには行けない。
観光地と呼ばれるところは少し遠かったんです。
そこでGoogleMapとにらめっこし、適当に見つけたこの、Greta Valleyに決めました。
理由は、なんか自然が豊かそうだったから。笑
Valley(谷)ってところが素敵ですよね。
Greta Valleyに到着!!
バスで1時間ちょっと。
未知の地、Greta Valleyに到着。
Greta Valleyの看板。
昨日インターネットで調べてみてもあまり情報がなかったことから、ある程度予想はしておりましたが、、
見てください。思ったよりも何もなさそう!!笑
降りてびっくりしました。
でも、カフェがありました。
地元の人に聞けば何か情報が得られるだろう!!
とりあえずカフェに向かいます。
(なんか冒険っぽくて、少しワクワクしています。笑)
オシャレな店内。
オススメされたカプチーノを頼み、尋ねてみます。
が、、、
得られたのは、海があるよ、という情報のみ。
しかも車がないと遠くて行けない。
実はGoogleMapでも昨日確認していました。
さすがにここは遠いよなあ、って。
そして、店員さんいわく、「この辺一帯は、普通の農場だからね!」とのこと。
そうですよね〜。笑
まあ、予想済みです。笑
むしろ、「俺がオススメスポット見つけてやる!」くらいの気持ちで臨んでいたので、結局やることは変わりません。
ということで、とりあえず外へ出てみました。
「あそこに行こう。」
ニュージーランドでは、都市から離れると、このように小さな丘や山々が連なる、美しい景色が広がります。
基本的には、バスや車から綺麗だなーって眺めるくらいですよね。
でも、、
登ってみたくないですか?笑
丘や山のてっぺんに立って、あたり一面を見下ろしてみたい!
そう思っていた僕は、一瞬で行き先を決めました。
特に観光スポットもないのなら、自分で見つけよう!
あの上に立って絶景を拝もう!!!
そう思ったんです。
そして、目標がこちら!!
あそこまで登ったら、絶対綺麗な景色が見られる!
そう確信していました。
いざ頂上へ!!
さあ、出発です。
目指せ頂上!
とりあえず、丘の方に行けそうなところ目指して歩きます。
結構歩いてみたところ、
なんか行きやすそうなところを発見!!
しかし問題が、、、
実はここから先は公開しない予定でした。笑
でも、日本に帰ってきたので、もう時効です。
公開します。笑
公開しない理由
それは、、、これです↓
柵。
柵です。
最初にも言いましたが、何せここはフツーに「牧場」です。
観光地ではないので、遊歩道なんかもない。
基本的には、有刺鉄線が張られていて、時々このように人が入る用のフェンスがあります。
つまり、ときつくん、、
侵入!!笑笑
私有地(たぶん)に侵入してしまいました。
広大な土地すぎること、人がいなさすぎること、どうしても絶景が見たかったこと。
それらが合わさり、入ってしまいました。
小学生の時、秘密基地作ろう!
なんて言って山の中にわけ入ったことのある男子、いませんか?笑
その感覚です。
何せ広いから、わざわざ山の方見ないだろうと思って。
とは言え、もし公開して、ニュージーランド関係者の人が告発したら危なそう。。
侵入してるんだし、、、
そう思ってここからは非公開にしていました。笑
(ごめんなさい。反省はしてます。笑)
罪悪感との闘い。
いよいよ侵入です。
動画載せられないのが残念ですが。
写真でお伝えしていきます。
これはフェンスの内側からの写真。
ちょうど車が来てとっさにかがんでいます。
どんどん進みます。
奥に川があります。
絶対にぬれたくないと、躊躇しながら飛び越えて、、
登りながら、半ズボンで来たことを後悔します。笑
草が!!割と高い、、、
ヘビとかいたらやばい、、
そんなことを考えながら登ります。
結構来ました。
丸を付けているところが先程の写真の位置。
右側に、木の棒が見えますか?
この棒に柵を取り付けて、一般道路と農場だけでなく、農場と農場も分けているんです。
僕はそれも基準にしながら登っていきます。
だいぶ来ました!
奥にある柵が第1関門!!
目標地点に行くまでにはこいつを越えなければ。。
でも、、
怖い。笑
人に見つかったらどうしよう、こんなところで警察とか捕まっちゃったらやばいよな。
っていう恐怖。
そして、ヘビとか変な虫とかいたらどうしよう。ここで襲われても助けてくれる人なんていない。っていう恐怖。
2種類の恐怖を、実は登り始めてから感じてはいましたが、
どんどん高いところに登っていくにつれて、人から発見もされやすくなってくること、入口から遠くなってきたこと、これらにより恐怖が強くなっていきます。
そして、、
来ました!ついに第1関門の手前まで!!!
眺めはだいぶ良いです。
最初に決めた目標地点から見たら絶対に綺麗だ!!!
そう確信しました。
でも、、、
もう限界です。
ワクワクと欲望に恐怖と理性が勝る時が来ました。
これ以上はやばい。
本能と理性が僕に告げてきました。
そして降りることを決断します。
行きはよいよい、帰りは怖い
さぁ、後は帰るだけ!!
でも、柵を飛び越えたあの道路にたどり着くまでは気を抜かないぞ!!
そう心に決め、くだっていきます。
人に見つかる前に、何か起こる前に。
そう思うと自然と足取りも早くなっていました。
実は僕が登っていた農場の、遠くの方に羊や牛たちがいたんです。
奥の方。見えますか?笑
登るとき、後で近くに来たら一緒に写真でも
撮ろうかなーなんて考えていました。
バカな考えでした。笑
とりあえず急ぎ足で降りながらチラッと横の方を見たんです。
そしたら、、
牛が、、、
牛が、、、
こっちを見ている。
確実にこっちを見ています。
180%くらい目が合いました。ほんとに。
そして距離は先程の写真の半分ほど。
(半)野生の動物達って、人間がいたら見てくるんですかね。
獲物かな?って思っているのか、餌くれるのかなって思っているのか、詳しいことは分かりません。
とにかく目が合いました。
ここから先は怖くて写真なんて撮ってる場合じゃなかった。
gopro take a videoしてる場合じゃなかった。
なので、画像なしでお伝えします。
一応参考までに、羊と目が合った写真を載せておきます。
こちらをじーっと見ています。
こんな感じで見つめられた牛の数、なんと6,7頭。
背中を一筋の汗が伝います。
あれ、ちょっとやばいかも。
さらに早足になる。
そしてそれがおそらくいけなかったんです。
野生の動物(特に猿とか熊とか)に出会ったら、背中を向けて逃げてはいけない、とよく言うじゃないですか。
たぶん牛も同じなのかと。
今回ぼくは背中を向け早足で歩きました。
もう一度チラッと見てみる。
来てる…!!!
確実にこちらに向かってきています。
さらに足を早める。
牛は、、、?!
速い?!!!!
ああ見えて彼ら思ったより速いんです。
僕がペース上げたのに合わせて、彼らもペースアップし、こちらに向かってきています。
「これはまじでやばいやつ」
本能で悟ります。
そしてもう走り出しちゃったんだから今さら歩みを止めるわけにもいかない。
走って逃げよう。
そう決めて、そこからは死にものぐるいで走ります。
ほんとに怖かった!!笑
思ったより速い牛のペース、彼らの頭数。
100%敵わない。
逃げるしかない。
行くときに躊躇した川。
濡れるの嫌〜なんて構ってられません。
走る勢いのまま飛び越えます。
みなさん、「インディージョーンズ」という映画を知っていますか?
知っている人は分かるかと思いますが、まさに彼の気分でした。
あと例えるなら、ミッションインポッシブルの、ミッション終えて逃げる時の感じ!笑
絶対に捕まるわけはいかない。
なんとかフェンスまでたどり着き、飛び越えます。
勢いづきすぎてつまずき、goproを落とすも何とか回収して次のフェンスへ。
さすがに2個のフェンスを飛び越えれば追っては来れないだろう。
なんとか2個目も越え、無事道路に出ることが出来ました。
…助かったぁああああ!!!!
それからしばらくは、興奮と緊張が続きました。
まじでやばかった。
と思いつつ、落ち着くにつれて、いいネタが出来た。と思う自分。笑
なんとか生きて帰ってくることが出来ました。
でも、、、、
みなさんは絶対に真似しないでね!!!
まずは柵を越えない。笑
そして間違っても(半)野生の彼らと可愛い写真を撮ろうと思わない!!
彼らは、別に人間に慣れているわけではありません!笑
(ちなみに、羊は近づいたら逆に逃げます。)
とは言え、悪いのは彼らじゃない。
勝手に彼らのお家に入った僕です。
ごめんね牛と羊たちよ。
何もしなければすごくすごく可愛くて、(美味しい)やつらなので、
どうか彼らのことは嫌いにならないでください!!!笑
いかがでしたか。
今日は非常に貴重な(九死に一生を得た)経験を
しました。
生きていたから良かったものの、、笑
親には言えないですね。
みなさんは安全に旅してくださいね!
みなさんが、元気に帰ってきてくれるだけで、僕は嬉しいので!!!
Greta Valleyの素敵な写真で締めます!
最後は、Greta Valleyの紹介も兼ねて素敵な写真たちで締めますね!!
見ているだけで癒される…
ポスト可愛い。
晴れ男伝説(自称)更新しました!!
めちゃめちゃ曇ってたのに、行ったら晴れた。
2個前の写真も晴れ間が見えますが、最初は絶対晴れないだろってくらい雲が厚かったんです。
最後は羊。
みなさんいつもありがとうございます!!
それではまた!!